Japanese Flying Squid

スルメイカ

夜の船を沸かせる大人気ゲーム。日本一食べられるイカ

釣りの難易度 ★★★☆☆
ベストシーズン 初夏〜秋(6〜8月)
分類 ツツイカ目アカイカ科
スルメイカ
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スルメイカについて

生態・回遊・イカの王様といわれる理由

学名
Todarodes pacificus
分類
ツツイカ目アカイカ科スルメイカ属
分布
北太平洋・日本海全域。外洋性で日本列島沿海を回遊
大きさ
胴長 20〜30cm 前後
生息水深
おもに 100〜200m(夜は浮上)
消費量
日本で最も食べられているイカの代表格

🦑 生態

外洋の中〜深層を群れで泳ぐ回遊性のイカ。夜行性で光に集まる(走光性)ため、イカ釣り漁船は強力な集魚灯を焚いて漁をする。寿命は約1年で、産卵を終えると死ぬ。日本海には生まれた季節ごとに秋・冬・夏の3つの系群があり、それぞれ異なる経路を回遊する。小魚や甲殻類を捕食する。

📜 名前の由来・雑学

  • 干物の「するめ」の主原料であることが名前の由来。地方名「マイカ」「ガンゼキ」など。
  • 光に集まる習性を利用した「イカメタル」「オモリグ」が近年大ブーム。夜の遊漁船が全国で大盛況。
  • 刺身・沖漬け・塩辛・イカめし・干物と、生から干物まで余すところなく食べられる万能イカ。

スルメイカの釣り方

基本は夜の船釣り。近年人気の「イカメタル」と「オモリグ」が二大釣法。集魚灯に浮いてくるイカを狙う。

🎣

イカメタル(鉛スッテ)

鉛スッテとドロッパー(浮きスッテ)を組み合わせた、手軽で人気の釣法。

  • 鉛スッテを底〜指示ダナまで沈める
  • 小さな誘い(シャクリ)+止め(ステイ)でアタリを待つ
  • ラインの変化・重み・穂先の押さえ込みでアワセる
  • 集魚灯を焚く遊漁船(ナイトゲーム)
  • イカの反応が出る指示ダナを丁寧に探る
🎯

オモリグ

中オモリ(シンカー)+エギを使い、フォールとステイでじっくり見せる釣法。良型に強い。

  • シンカーの先にリーダーとエギをセット
  • フォール(沈下)中とステイ(止め)でアタリが集中
  • 潮が速い・水深がある状況でも安定して狙える
  • 潮流のある沖のポイント
  • 大型・良型狙いに好相性
タナ(層)を制する者が勝つ

スルメイカは日によって、また時間帯で浮いたり沈んだりと釣れるタナが刻々と変わる。船長のアナウンスや周りの釣れ方をよく見て、当たりダナを素早く見つけて集中的に攻めるのが数を伸ばすコツ。カウントダウンでタナを再現できるようにしておく。

誘いと「止め」でのせる

激しく動かし過ぎず、シャクって→ピタッと止めるのメリハリが有効。イカは止めた瞬間に抱くことが多い。乗ったら一定速度で巻き、身切れ(バラし)を防ぐためドラグは緩めず、竿の弾力で丁寧に上げる。多点掛けも狙える。

釣り場タイプ

場所安全性魚影の濃さ向いている釣り方
沖・船(ナイト遊漁船)★★ 普通イカメタル・オモリグ
潮流のある沖ポイント★★ 普通オモリグ(良型狙い)
接岸時の堤防(地域・時期限定)★★ 簡単ウキ釣り・エサ巻きスッテ

時期・時間帯ガイド

★が多いほど釣れやすい時期・時間帯です

🕐 時間帯別 釣れやすさ
夜(集魚灯タイム)
★★★★★
走光性を利用した夜釣りが本命
夕マズメ(日没前後)
★★★★☆
釣れ始めの時合。浅めのタナも
日中
★★☆☆☆
深場を探る昼イカ便もある
📅 季節別 釣れやすさ
春(4〜5月)
★★★☆☆
小型(ムギイカ)が釣れ始める
夏(6〜8月)
★★★★★
最盛期。イカメタルのハイシーズン
秋(9〜11月)
★★★★☆
型が良くなり食べても美味しい
冬(12〜3月)
★★☆☆☆
地域により狙える(寒スルメ)

スルメイカの調理レシピ

釣りたては刺身が最高。沖漬け・イカめし・煮付けと生から加熱まで万能。ワタ(肝)も旨い。

調理前の下処理・注意点
  • 🪱アニサキス対策(イカは代表的な宿主): 釣ったら早めに内臓を取り出す(鮮度が落ちると身へ移動)。刺身は細く切る(イカそうめん)と虫体を断ち切れる。心配なら-20℃で24時間以上冷凍、または加熱(60℃1分・70℃以上で即死滅)。目視で白い糸状の虫を確認。
  • 🧊沖漬け・塩辛は「冷凍」を挟むと安心: 生のワタ(肝)を使う沖漬け・塩辛はアニサキスのリスクが残るため、一度冷凍してから使うと安全。船上の沖漬けも持ち帰り後に冷凍を。
  • 🔪基本のさばき方: 胴と足を外し、軟骨とワタを抜く(ワタは潰さない)。皮を剥き、エンペラ・ゲソも活用。加熱は「さっと」or「じっくり」で、生煮えの中途半端は硬くなる。
スルメイカの刺身(イカそうめん)
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料理写真
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釣りたて最高
スルメイカの刺身(イカそうめん)

釣りたてはコリコリ&甘い。細く切ってイカそうめんにすれば食感抜群でアニサキス対策にも。肝醤油やしょうが醤油で。

材料(2人分)

スルメイカ(胴)1〜2杯・醤油・わさび or しょうが・青じそ・(肝醤油用にワタ)

作り方
  1. 1胴の皮を剥き、開いて内側の薄皮も取る。身をよく目視
  2. 2繊維に沿って細めのそうめん状に切る
  3. 3わさび醤油や、ワタを溶いた肝醤油でいただく
細切りは食感が良くアニサキス切断にもなる。心配なら一度冷凍してから。
スルメイカの沖漬け
🫙
料理写真
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釣り人の特権
スルメイカの沖漬け

醤油・酒・みりんのタレに漬け込む、釣り人ならではの珍味。ワタの旨みが染みてご飯や酒が進む。持ち帰ったら冷凍でアニサキス対策を。

材料(作りやすい分量)

スルメイカ(小〜中)数杯・醤油 100ml・酒 50ml・みりん 50ml

作り方
  1. 1醤油・酒・みりんを合わせ、ひと煮立ちさせて冷ます
  2. 2新鮮なイカを丸ごと(ワタごと)タレに漬ける
  3. 3冷蔵で1〜2日。食べる前に一度冷凍してから輪切りに
炙ってもバター炒めにしても旨い。生ワタを使うので冷凍でのアニサキス対策を忘れずに。
イカめし
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料理写真
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北海道の郷土名物
イカめし

胴にもち米(+うるち米)を詰めて甘辛く煮込む定番。米がイカの旨みを吸い、イカは煮汁を吸って絶品。加熱調理なので安心。

材料(2〜3杯分)

スルメイカ(小)2〜3杯・もち米+米 適量・醤油・みりん・砂糖・酒・だし

作り方
  1. 1ワタと軟骨を抜いた胴に、浸水した米を7分目まで詰めて楊枝で留める
  2. 2だし+醤油・みりん・砂糖・酒の煮汁で落し蓋をして弱火でじっくり煮る
  3. 3米に火が通ったら火を止め、味を含ませて輪切りに
米を詰め過ぎると破裂するので7分目に。ゲソも一緒に煮ると出汁が出る。
スルメイカの煮付け(大根と)
🍲
料理写真
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わたの旨み
スルメイカの煮付け

大根やさといもと甘辛く煮る家庭の定番。イカは硬くなりやすいので、さっと煮て味を含ませるのがコツ。ワタを加えるとコク深い「ゴロ煮」に。

材料(2人分)

スルメイカ 2杯・大根 適量・醤油・みりん・酒・砂糖・だし・生姜

作り方
  1. 1イカは輪切り、大根は下ゆでしておく
  2. 2煮汁で大根を煮て味を含ませ、イカは最後に加えてさっと煮る
  3. 3火を止め、余熱で味をなじませる(煮すぎ厳禁)
イカを長く煮ると硬くゴムに。仕上げに入れて余熱で火を通すと柔らか。