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マルアジ

堤防サビキで手軽に釣れる「もう一種のアジ」(アオアジ)

釣りの難易度 ★★☆☆☆
ベストシーズン 夏〜秋
分類 スズキ目アジ科
マルアジ
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マルアジについて

生態・マアジとの違い・アオアジと呼ばれる理由

学名
Decapterus maruadsi
分類
スズキ目アジ科ムロアジ属
分布
本州以南の温暖な海域。沿岸の中層〜表層を群れで回遊
最大サイズ
30〜40cm(多くは20〜25cm)
別名
アオアジ・丸あじ
初夏(5〜6月)と秋(9〜10月)が味の安定期

🐟 生態

マアジよりも温暖な海を好む暖海性のアジで、沿岸の中層〜表層を大きな群れで回遊する。回遊性が強く、水面が湧く「ナブラ」を作ることも。プランクトンや小魚を追って接岸し、夏〜秋の堤防で数釣りの主役になる。マアジ(マアジ属)とは別のムロアジ属で、ムロアジの仲間。

🔍 マアジとの見分け方

  • 体型:マルアジは断面が丸くほっそりスマート。マアジは平たく体高がある。
  • ゼンゴ(稜鱗):マルアジは尾の後方だけ。マアジは側線のほぼ全体にある。
  • 小離鰭(しょうりき):マルアジは背ビレ・尻ビレの後ろに小さな独立したヒレがある(マアジには無い)。
  • 尾ビレが黄色っぽいのも特徴。だから「アオアジ」とも呼ばれる。

💡 雑学

  • マアジより血合いが大きめで、味はややあっさり。だがマアジの味が落ちる時期でも美味しいので鮮魚として重宝される。
  • 群れが濃く、サビキに掛かると連発する数釣り向きのターゲット。
  • アジ類は青魚。鮮度落ちが早いので、釣ったらすぐ氷締めが基本。

マルアジの釣り方

堤防のサビキ釣りが最も手軽で本命。中層〜表層を回遊するので、タナ取りとコマセの効かせ方がカギ。ファミリーにもおすすめ。

🎣

サビキ釣り(本命)

コマセカゴ+サビキ仕掛けで狙う、最も手軽で数が釣れる王道。初心者・ファミリーにも。

  • アミエビをカゴに詰め、中層〜表層を中心にタナを探る
  • カゴを軽く振ってコマセを撒き、仕掛けを同調させる
  • 群れが回れば連掛けも。手返し良く数を稼ぐ
  • 潮通しの良い堤防・港内
  • 常夜灯周り(夜はさらに好機)
🎯

カゴ釣り・アジング

遠投カゴで沖の群れを狙ったり、ジグ単のアジングでゲーム性を楽しむのも◎。

  • カゴ釣りは遠投して沖の回遊層を直撃
  • アジングは軽量ジグヘッド+ワームで中層をふわふわ漂わせる
  • マルアジは表層寄りなので、まず浅いタナから探る
  • 沖に潮目・ナブラが見えるエリア
  • 堤防先端・沖向きのポイント
タナは「浅め」から探る

マルアジはマアジより浅い中層〜表層にいることが多い。底ばかり狙わず、まずは表層〜中層を探るのがコツ。コマセを効かせて群れを足止めし、同じタナで手返しよく釣る。群れは移動するので、当たりダナが変わったら素早く追いかける。

釣ったら即・氷締め

アジ類は青魚で鮮度落ちが早い。釣ったらすぐ潮氷(海水+氷)でしっかり冷やす。これでヒスタミン食中毒のリスクを下げ、刺身の美味しさもキープできる。数釣りしたら手を止めてでもこまめにクーラーへ入れる。

釣り場タイプ

場所安全性魚影の濃さ向いている釣り方
堤防・港★★ 簡単サビキ釣り
堤防先端・沖向き★★ 普通カゴ釣り・アジング
常夜灯周り(夜)★★ 簡単サビキ・アジング

時期・時間帯ガイド

★が多いほど釣れやすい時期・時間帯です

🕐 時間帯別 釣れやすさ
朝マズメ・夕マズメ
★★★★★
群れが接岸し高活性
夜(常夜灯)
★★★★☆
灯りに集まるプランクトンに群れる
日中
★★★☆☆
回遊が回れば日中でも数釣り可
📅 季節別 釣れやすさ
春(4〜5月)
★★★☆☆
水温上昇とともに接岸。初夏は旬
夏(6〜8月)
★★★★★
最盛期。堤防サビキの主役
秋(9〜11月)
★★★★★
型が良く脂も乗る味の旬
冬(12〜3月)
★★☆☆☆
水温低下で沖・深場へ。数は減る

マルアジの調理レシピ

あっさりした旨みで料理万能。新鮮なら刺身・なめろう、数が釣れたら塩焼き・フライで大量消費。

調理前の下処理・注意点
  • 🧊青魚はヒスタミンに注意: アジ類は鮮度落ちが早く、常温放置でヒスタミンが増える(加熱しても消えない)。釣ったら即氷締め、購入後も低温で早めに食べる。
  • 🪱アニサキス対策: まれに寄生することがある。内臓は早めに除去し、刺身は身をよく目視。心配なら-20℃24時間以上の冷凍か加熱を。
  • 🔪ゼイゴ(ぜんご)を取る: 尾の付け根の硬いトゲ状のウロコ(ゼイゴ)は、包丁を寝かせて削ぎ取ってから調理すると食べやすい。
マルアジの刺身
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料理写真
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釣りたて限定
マルアジの刺身

鮮度が良ければ刺身が絶品。あっさりした上品な旨みで、しょうがやみょうがの薬味とよく合う。氷締めした釣りたてならではの味。

材料(2人分)

マルアジ 2〜3尾・醤油・おろししょうが・青ねぎ・みょうが・大葉

作り方
  1. 1ゼイゴを取り、3枚におろして腹骨・小骨を除き皮を引く
  2. 2身を目視で確認し、そぎ切りにする
  3. 3薬味を添え、しょうが醤油でいただく
鮮度が命。少しでも不安なら加熱料理へ。薬味たっぷりがマルアジに合う。
マルアジのなめろう
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薬味と味噌で叩く
マルアジのなめろう

身を味噌と薬味でねっとり叩いた漁師飯。ご飯にも酒にも最高。あっさりめのマルアジは味噌のコクと相性抜群。

材料(2人分)

マルアジ 2〜3尾・味噌 大さじ1・しょうが・青ねぎ・みょうが・大葉

作り方
  1. 13枚におろした身を粗く刻む
  2. 2味噌・薬味を乗せ、包丁で粘りが出るまで叩く
  3. 3器に盛り、大葉を添える(残りは焼いて「さんが焼き」に)
叩き加減はお好みで。余ったら焼くと「さんが焼き」になり二度美味しい。
マルアジの塩焼き
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料理写真
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シンプルが一番
マルアジの塩焼き

塩を振って焼くだけの王道。青魚の旨みと皮の香ばしさが引き立つ。数が釣れた日の定番、大根おろしとすだちで。

材料(2人分)

マルアジ 2〜4尾・塩 適量・大根おろし・すだち or レモン

作り方
  1. 1ゼイゴ・エラ・内臓を取り、塩を振って15〜20分置く
  2. 2水気を拭き、グリルで皮目から焼く
  3. 3両面を香ばしく焼き、大根おろし・すだちを添える
焼く前に塩を振って水分を抜くと臭みが減り旨みが凝縮する。
マルアジのフライ・南蛮漬け
🍤
料理写真
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大量消費に
マルアジのフライ・南蛮漬け

数釣りしたマルアジはフライや南蛮漬けで大量消費。加熱で臭みも飛び、子どもも食べやすい。小型は骨まで食べられる南蛮漬けが便利。

材料(2人分)

マルアジ 6〜8尾・小麦粉・卵・パン粉・揚げ油/(南蛮)酢・醤油・砂糖・玉ねぎ・唐辛子

作り方
  1. 1ゼイゴ・内臓を取り、開く or 3枚おろしにする
  2. 2フライは衣を付けて170〜180℃で揚げる
  3. 3南蛮漬けは素揚げ or 二度揚げして、玉ねぎと甘酢に漬ける
小型は高温で二度揚げすると骨までカリッと食べられる。南蛮漬けは作り置きにも。