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釣りに持っていくと地味に効く便利グッズ4選〜フィッシュグリップ・アルコールティッシュ・ハサミ・瞬間接着剤の使いどころ

執筆: ゆーや(Boss Angler's 運営者)・公開日 2026年7月11日・約 4,600 字
竿・リール・ルアーは誰でも気にする。でも一日の快適さと安全を地味に左右するのは、実は「小物」のほうだ。この記事では、無くても釣りはできるけど、有ると一日が段違いに変わる4つ――フィッシュグリップ・アルコール除菌ティッシュ・ハサミ・瞬間接着剤を、値段の話ではなく「現場のどの場面で効くか」という視点で紹介する。どれも数百円で、バッグの隙間に入る。最初のタックルを揃えたあと、次に足すならこの4つから、というのが個人的な結論だ。

なぜ「タックル以外」で快適さが決まるのか

釣りのトラブルの多くは、魚が掛かる前後のちょっとした手間で起きる。毒のあるヒレに刺される、手が魚臭くてスマホが触れない、ラインが切れずに仕掛けを組み直せない、ワームがズレて釣りにならない――どれも「竿・リールの性能」とは無関係で、小物ひとつで防げるものばかり。

逆に言えば、こういう小物を持っているかどうかで、同じ釣り場・同じ時間でも快適さがまるで違う。今回の4つは全部「トラブルを未然に消す」系で、出番は地味だが一度助けられると手放せなくなる。

アイテム解決する悩み目安価格出番
フィッシュグリップ毒魚・歯・エラで手を怪我する/魚を弱らせる¥550〜¥3,000魚を掴む全場面
アルコール除菌ティッシュ手の匂い・ぬめり・餌汚れ/衛生¥100〜¥400釣行中ずっと
ハサミ(ラインカッター兼用)PEが切れない/仕掛け調整・餌切り¥300〜¥2,000仕掛けを触る度
瞬間接着剤ノットのすっぽ抜け/ワームのズレ/小物破損¥110〜¥500いざという時

1|フィッシュグリップ〜安全と魚へのやさしさを両立する

フィッシュグリップ ¥550〜

安全性
★★★★★
出番の多さ
★★★★★
携帯性
★★★★☆

最初に足すべき小物を1つだけ選ぶなら、迷わずこれ。理由は安全だ。海には素手で触ると危険な魚が普通に釣れる。ゴンズイ・アイゴ・ハオコゼ・ゴンズイ玉は毒棘を持ち、刺されると数時間激痛が続く。タチウオは歯が刃物並みで指を裂くし、シーバスやハタ類はエラ蓋のフチが鋭い。フィッシュグリップで顎を掴めば、これらに素手で触れずに済む。

もう一つの役割が魚を弱らせないこと。素手で強く握ると体表の粘膜が剥がれ、リリースしても弱って死にやすい。グリップで顎だけ保持すれば体に触れず、写真を撮ってすぐ返せる。次に釣れる魚を残すという意味でも効く。

選び方はシンプルで、大型を狙うなら金属製(アルミ)、ライトゲーム中心なら軽いプラ製でいい。100均の550円版でも20cm〜中型は十分掴めるし、シーバス・青物クラスまで狙うなら2,000〜3,000円の金属製が安心。ダイソー品の詳しい比較は ダイソー釣具4選レビュー に書いた。

毒魚に刺されたら:多くの魚の毒はタンパク質性で熱に弱い。応急処置として、患部をやけどしない範囲の熱め(40〜45℃)のお湯に浸けると痛みが和らぐとされる。腫れ・呼吸異常が出たら迷わず医療機関へ。まず刺されないのが一番で、そのための道具がフィッシュグリップだ。

2|アルコール除菌ティッシュ〜「手の問題」を全部解決する

アルコール除菌ティッシュ(ウェットティッシュ) ¥100〜

快適さ
★★★★★
出番の多さ
★★★★★
携帯性
★★★★★

地味だが、体感の快適さが一番変わるのがこれ。釣りは手が汚れる遊びだ。アミエビ・イソメ・魚のぬめり・血――これらが付いた手で、スマホを触り、おにぎりを食べ、車のハンドルを握ることになる。水道が無い堤防や磯だと、手を洗う場所すら無い。

アルコール除菌シートが1つあれば、魚を触った直後にサッと拭いてスマホで釣果を撮れるし、餌を替えるたびに手をリセットできる。匂いの原因物質もある程度落ちるので、帰りの車内が生臭くならない。同行者がいるとき、餌を触れない人に配れるのも地味に効く。

衛生面も無視できない。魚の体表やエラには雑菌がいるし、小さな傷から炎症を起こすこともある。手の細かい切り傷を軽く拭く簡易消毒としても使える(本格的な処置は消毒液と絆創膏で)。アルコールタイプを選べば脱脂力・除菌力が高い。夏場は複数枚まとめてジップ袋に入れておくと乾燥しにくい。

向いている人: 全員。特にサビキ・餌釣りで手が汚れる釣り、釣果をその場でSNSやマイ釣果に上げたい人。

3|ハサミ〜「歯で切る」をやめると釣りが速くなる

ハサミ(PE対応ラインカッター兼用) ¥300〜

実用度
★★★★★
出番の多さ
★★★★☆
携帯性
★★★★★

いまの釣りはPEラインが主流だが、このPEが歯や普通の爪切りではまず切れない。無理に噛み切ろうとすると歯を傷めるし、切り口がほつれて結び直しがやりにくくなる。PEをスパッと切れる小さなハサミを1つ持つだけで、仕掛けの組み直しが劇的に速くなる。

用途はライン切断だけじゃない。イソメを適当な長さに切る、サンマ・サバの切り身餌を作る、仕掛けの袋やパッケージを開ける、余ったスナップやゴムを切る――現場の「切りたい」を全部引き受ける。餌用と割り切るなら安いキッチンばさみでもいいが、PEも切るなら刃先が細く鋭い専用ラインカッターやPE対応ハサミが使いやすい。

携帯はピンオンリール(伸びるコード付きのクリップ)にぶら下げるのがおすすめ。バッグの中を探さずに済み、海に落とす事故も減る。錆びやすい環境なので、使ったら真水で流して乾かすと長持ちする。

💡 爪切りとの違い:PEを切るなら「押し切る」爪切りより「せん断する」ハサミ/カッターのほうが断然きれい。フロロ・ナイロン主体のライトな釣りなら爪切りでも代用できるが、PEを使い始めたら専用の刃を1つ用意すると世界が変わる。

4|瞬間接着剤〜現場の「あっ」を救う保険

瞬間接着剤(シアノアクリレート系) ¥110〜

保険力
★★★★★
出番の多さ
★★★☆☆
携帯性
★★★★★

小さな1本を忍ばせておくと、現場のトラブルを応急でリカバリーできるのが瞬間接着剤。釣り人の間では定番の裏技アイテムだ。主な使いどころは3つ。

①ノットの補強:PEとリーダーを結ぶFGノットなどの結束部に少量たらすと、締め込み後のすっぽ抜けやほつれを防げる。大物狙いで結束強度に不安があるときの保険になる。②ワームのズレ止め:ジグヘッドの根元にワームを挿す前にちょんと付けると、キャストやバイトでワームが下にズレるのを抑えられ、1匹釣るたびに直す手間が減る。③小物の応急修理:ロッドのガイドのぐらつき、ルアーの割れ、リールの小さなパーツの脱落など、その日を乗り切るための一時補修に使える。

携帯のコツは、使い切りの小容量タイプを選ぶこと。大きい容器は一度開けると中で固まって次に使えないことが多い。100均の少量2〜3本パックが結局いちばん実戦的だ。液体タイプは垂れやすいので、細かい作業にはゼリー状(ジェル)タイプが扱いやすい。

注意:瞬間接着剤は指同士がくっつく・硬化時に熱を持つことがある。魚や自分の指に付けないよう少量ずつ。切り傷を塞ぐ用途で語られることもあるが、市販の瞬間接着剤は医療用ではないので傷口には使わない。指の保護には別途、絆創膏や指サックを用意しておくのが正解。

まとめ〜合計1,000円前後で一日が快適になる

今回の4つは、どれも数百円で、バッグの隙間に収まるのに、効果はタックルのアップグレードに引けを取らない。フィッシュグリップで怪我を防ぎ、ティッシュで手のストレスを消し、ハサミで手返しを上げ、接着剤でいざを乗り切る。派手さは無いが、釣行の「困った」をまとめて潰してくれる4点だ。

竿・リール・ラインといったメインのタックルは、Boss Angler's の 入門タックルセット で予算別にまとめている。メインを入門タックルで組み、今回の小物4点を足す、というのが初心者の完成形だと思う。中古で安く揃えたい人は メルカリ最安タックル も参考にどうぞ。

そして揃えた道具で釣れた魚は、マイ釣果ページ に記録すると楽しみが倍増する。フィッシュグリップで安全に掴んだ魚を、汚れた手をティッシュで拭いてから撮影――今日紹介した小物は、この一連の流れを全部スムーズにしてくれる。

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ゆーや(Boss Angler's 運営者)。湾奥から南房総まで通うシーバスアングラー。本サイトの設計・実装・運用を個人で行っています。今回の小物4点は、実際に自分の釣行バッグに常備して使っているものベースで書いています。記事の修正・追加情報は 運営者ページ までお願いします。

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